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医師として、母として後悔のない選択を

血液浄化センター
鍵谷真希 医師

仕事と育児を両立する上で私はいつも「何をしなければ後悔するか」を基準に考えてきました。医師としては専門医も取りたいし、症例や技術も積み上げたい、そして地位だって築きたい。その一方で母としては子育てだって手を抜きたくないし、教育も十分にしたいし、受験だって頑張らせたい。やりたいことをあげればキリがありませんし、優先順位をつけることも簡単ではありません。しかし幸せの基準は人それぞれですから、何を選んでも正解なはず。だからなるべく後の人生で後悔が少ないような判断をしようと心がけてきました。出産や育児、介護などに時間を割くことで医師としての歩みが遅くなったとしても、それまでの過去や経験がすべてなくなるわけではありません。若い女性医師の皆さんがもし仕事と家庭の間で困難な判断を迫られても、決して諦めず、すべての経験が未来に生きるということを忘れないでいただきたいと思います。