流行性角結膜炎(EKC)にご注意を!
病原体・感染経路など
◆ 病 原 体:アデノウイルス
◆ 潜伏期間:8~14 日
◆ 感染期間:発症の3日前~治癒までの約2週間
◆ 感染経路:接触感染
*感染力は非常に強い*
感染源
目やに・涙で汚染された、手や指、タオル類、医療器具(眼圧計など)等
主な症状
眼の違和感、異物感
強い結膜の充血、まぶたの腫れ
多量のめやに(目を開けられない程)
涙が出る
まぶしい
痒み
角膜に混濁をおこすと視力低下の可能性もある
治療について
- ウイルス性結膜炎についての特効薬は、残念ながら未だ開発されていません。
- 身体の免疫力で治すため、安静と充分な栄養・睡眠が必要です。
投薬治療について
- 細菌感染予防のため、抗菌点眼薬。
- 充血と腫れを抑えるため、非ステロイド系消炎薬点眼。
- 角膜に濁りが残る恐れのある場合、ステロイド点眼。
感染予防
手洗いの徹底!!
・石鹸を使い、流水で 30 秒以上洗浄する
・手指消毒薬も有効
手洗いの方法
- 使い捨てのペーパータオルで手を拭き、乾燥させる
- 手動式の手洗い場では、ペーパータオルを使用して蛇口を閉める
- 洗浄後の手で、トイレのドアノブや自分の髪・顔に触れない
二次感染を防ぐために
タオル、洗面用具などは自分専用の物を使用する- 目薬をさす時に使用したティッシュペーパーはビニル袋に入れて捨てる
- 涙や目やにが直接付く可能性が高い枕カバーなどは、よく消毒・洗濯する
- 入浴は、最後にするかシャワーで済ませる。浴室・洗面台を使用した後はよく洗う
- よく素手で触る場所(ドアノブ、電話、パソコンキーボード、眼鏡、机など)は塩素系漂白剤<キッチンハイター®、ブリーチ®などでこまめに消毒する
就業規則、学校欠席期間
教職員:症状消失まで就業禁止
学 生 :主治医判断による(学校保健安全法 第3種)
その他
- コンタクトレンズの使用はできるだけ避け、再使用については眼科医の指示に従って下さい。
- しばらく公共のプールは使用できません。