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感染性胃腸炎はウィルス(ロタウィルス、ノロウィルスなど)や細菌(病原性大腸菌、サルモネラなど)による疾患で、起因病原体によって症状は少しずつ異なりますが、主に下痢、嘔吐、発熱などが見られます。
感染経路は汚染された食品からの感染と感染者からの糞口感染があり、糞便や嘔吐物を介して人から人への感染がおこります。
場合によっては病院内・学内での集団発生につながりかねません。
二次感染の拡大を防止するためにも、下記の点に注意して下さい。

感染経路

◆ ウィルスや細菌に汚染された食品、飲料水
(牡蠣などを含む2枚貝などの生食は注意して下さい)

◆ 感染者の嘔吐物、糞便

症状

◆ 下痢、嘔吐、嘔気、腹痛、発熱
(原因となる病原体によって少しずつ異なります)

◆ 症状が消えてからも1~2週間は糞便中にウィルスが排出されています。

二次感染を予防するためには

◆ 調理・食事前、トイレ後は手指から手首まで十分に洗いましょう。

◆ 糞便や嘔吐物を処理する時は、使い捨てマスクと手袋を着用しましょう。

◆ 糞便や嘔吐物が乾燥すると空中にウィルスが漂い、吸い込んで感染する怖れがあります。
処理する時には、乾燥させないよう速やかにふき取った後、消毒をして下さい。 
トイレドアのノブからも感染することがありますので、注意してください。

◆ 糞便や嘔吐物で汚れた衣類は50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤に漬け込み、また他の衣類とは分けて洗いましょう。

下痢・嘔吐・発熱などの症状が出た場合は、直ちに受診して下さい。
また病院実習に出ている学生は、症状が出現した場合、実習に出る前に保健管理室に連絡をして下さい。