リハビリテーション科

言語聴覚士 M.Mさん(2021年4月入職)

所属部署での業務
言語聴覚士は、患者さんの「話す」、「考える」といった力を獲得・再習得するために、失語症訓練や構音訓練、高次脳機能訓練などを実施しています。また、「食べる」力を訓練する摂食機能療法なども行っています。現在、特に「食べる」ための訓練を中心に携わっており、脳神経内科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、消化器内科・外科、小児科などを主に担当しています。患者さんがより自分らしい自宅生活や食生活が送れるよう、より質の高いリハビリテーションの提供に努め、日々精進しています。


仕事をするうえでのやりがい
入職して2年間の中で一番印象に残っているのは、訓練を通して10代の子ども達の「できた」に携われたことです。病気によりご飯が食べられなくなったり、言葉が話せなくなった子達が、自分の訓練を通して「できた」と実感したときの笑顔が忘れられません。もちろん、これは成人の方でも当てはまります。この瞬間に立ち会えることが、仕事をする上でのやりがいとなっています。

今後のビジョン
将来的には、小児から成人にかけて幅広くリハビリテーションを提供できる言語聴覚士を目指しています。その中でも、小児の分野や摂食機能療法と呼ばれる「食べる」ための訓練に力を入れていきたいと考えています。この大学病院という大きな環境でより専門性の高い技術と知識を深め、患者さんにより良いリハビリテーションを提供できるよう、他職種との連携を図りながら努めていきたいと考えています。


職場の雰囲気
明るく、温かみのある職場だと感じています。先輩や上司からも積極的にお声がけいただき、困ったことがあっても相談しやすい環境です。個々ではなく、みんなの力で挑むことができるチームのような職場です。

ワークライフバランス
学生の頃の自分は、就職をすると「自分の時間」というものは無くなっていくものだと思っていましたが、実際は自分の中のON/OFFを切り替えるために、「自分の時間」を作ることができています。学生時代からの友人との旅行や演劇鑑賞などをしてリフレッシュすることで、より一層仕事にも励めていると思います。

 ※2022年12月取材時の内容です