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学校法人大阪医科薬科大学にご入職の皆様へ

~社会から信頼される医療系大学人であるために~

法人

理事長 植 木 實



 この度は、学校法人大阪医科薬科大学へのご入職おめでとうございます。我々職員一同、心から歓迎いたします。
 今年も、本法人には医師や教師、看護師、技師、事務職など、様々な職種の方が数多く入職され、これから皆さんは大阪医科大学や高槻中学校・高等学校及び大学病院、三島南病院、健康科学クリニックなど色々な部署に配属され、様々な業務を通して多くのことを学び、社会人として成長していかれます。

 そのスタートとして、皆さんにはまず、社会から信頼される良き医療系大学人・中等教育人であるために必要な『倫理心得』について十分ご理解いただきたいと思います。

 本法人は、非常勤職員も含めますと4千5百人を超える方々が働く大きな組織ですが、『倫理心得』はこの大きな組織をまとめる上で、ガバナンスとともに重要な要素の一つであり、倫理観を醸成し、社会から信頼される高い信頼感を得続けるための基本的な事項がまとめられています。

 私たちは、地域住民や患者様、学生・生徒及びその保護者、取引業者など多くのステークホルダー、そして教職員間で長年培ってきた高い信頼関係を維持し続けるために、自らの行動を通して社会の模範となる姿勢を示すことが大切です。ぜひ、『倫理心得』を熟読していただきますようお願い致します。

 そして、皆さんに実践していただきたい大事なこととして、『SSD』があります。SSDとは「Staff Self-Development」のことで、「自分で学び、考え、自らアクティブに仕事をする」ことを意味します。皆さんには、人に教わるだけでなく、自らの学習による能力の向上を図りながら、職務に励んでいただきたいと思います。本法人は、皆さんが学びたいと思う自己研鑽の気持ちに対して、学内外での研修やオンラインで学べるe-ラーニングシステム、資格取得に対する報奨金の支給など様々な支援を数多くご用意していますので、ぜひ有効に活用して下さい。

 今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で入職式が中止となり、皆さんに入職のお祝いの言葉を直接お伝えすることができず、残念に思いますが、今後、全体集会や年賀交歓会などを通して、本法人の様々な事業や将来構想、本法人の一員として学んでいただきたいことなどをお話ししていきたいと思います。

 新入職員の皆さんの今後のご活躍を願い、共に努力していただくことを期待して、私からのご入職のお祝いのご挨拶と致します。