臨床研究センター

臨床研究コーディネーター(CRC) O.Nさん(2016年10月入職)

所属部署での業務
臨床研究コーディネーター業務を行っています。Clinical Research Coordinator = CRCと呼ばれることも多いです。私は薬剤師CRCですが、看護師、臨床検査技師の方もCRCとして活動しています。
新しい薬や医療機器の開発、承認申請を目的とした治験では、患者さんの権利を尊重し、倫理的かつ科学的に実施することにより、信頼性の高いデータを提供し迅速な承認申請に繋げなければなりません。
医療機関において医師が治験を行う際、効果や安全性情報の収集や治験に参加された患者さんの対応が多岐にわたるため、業務が円滑に進むようサポートしています。
治験を依頼する製薬会社が海外の企業であることも多いため、治験に関するデータについては英語で対応することも多いです。


仕事をするうえでのやりがい
担当した治験薬が承認されたと連絡が入ったときはとても嬉しいです。治験に協力していただいた患者さんの顔が浮かびます。治験開始時はお互い緊張していることも多いですが、期間が長くなるにつれて一緒に頑張っている思いを共有できるところがやりがいを感じるところです。

今後のビジョン
アジアでは唯一、日本が医薬品の開発を積み重ね、リーダシップをとってきたことは素晴らしいことだと思います。先人たちの努力を今後も引き継いでいくために、これからもより安全で質の高い治験ができるよう、学んでゆきたいと思います。



職場の雰囲気
治験は医師・CRCだけでなく薬剤師・看護師・検査技師・事務の方など院内のたくさんの方とのやり取りがあります。プロセスが問われるため、日常診療に加えて煩雑な手順をお願いすることも多いですが、いろいろな職種の方が治験を進めていこうと頑張っています。

ワークライフバランス
業務中は患者さん、スケジュール、他部署との連絡などいろいろなケースを想定しながら準備を進めていくこと、データの内容の確認など細々したことを考えることが多いです。
仕事以外では、(最近は行けていないですが)家族でスキーに出かけることが年中行事となっており、寒くなってくると、“どこに何cm積もった”などということが話題になります。滑っていると何も考えずに居れることと、雪景色を独り占めしている感覚になり、とても良い気分転換になります。

 ※2022年12月取材時の内容です