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  2. 2024.02.16_第5回交流会のご報告

 2024年2月16日(金)第5回学内交流会を開催しました。今回のテーマは、「イクボスについて理解を深めいきいきと働く環境を考える」と題し、近年多くの企業において注目されているイクボスについて、意見交換を行いました。
 当日は、総勢30名が性別や職種、職階の垣根を越えて、イクボスを推進する上での課題や解決案について議論しました。その結果、各診療科や教室等の職場において、主に産休育休・復職・短時間取得・介護休業取得に関して、職場に起因する固有の課題が存在することが明らかになった。また、課題の中には職場だけの努力では改善困難な事例もあり、人員面や給与面、お金以外のインセンティブ(産休育休・復職・時短の利用状況に応じた)での改善や連携による包括的な対応策の実施を望む意見もあった。センターでは、今後イクボス制度を活用し、一人一人の管理職の方々に情報提供を行うとともに、2024年4月から施行される医師の働き方改革(時間外労働の上限規制)の推進に向けて、職場の課題解決の糸口となるような交流の機会を作っていきたいと思います。引き続きご支援ご協力を、お願いいたします。

<意見交換の主な内容>

 ・  看護部では、産休育休取得者が復帰しやすいように、LINE(ママさんLINE)を使って、復職についてのア
    ドバイスや復職後現場で活躍する先輩看護師たちの声を届けるようにしている。
 ・ 育児にかかわらず病気や介護などそれぞれの事情で一時離脱することも考えられる。日頃から、お互い様と
       いうことで勤務の在り方の幅を許容できる環境を作っておく必要がある。
 ・ 希望する診療科でワークライフバランスが実現できるような病院にしたい(男性医師が多く女性医師が少な
       い診療科にも女性医師が働きやすいように職場環境を変えていく必要がある)。
 ・ 働き方改革による医師の人材不足が問題となっている。そのため、産休育休を取得し医療現場から離れてし
   まった医師を発掘し、病院が育て、また働きたいと帰ってきてもらえる働きやすい魅力的な職場(男性・
   女性ともに働きやすいと感じられる職場)を作っていく必要がある。
 ・ イクボスの先生方(又は医局長)には、診療科員一人一人の話を聞き、制度でわからないことがあれば女性
        医師・研究者支援センターに質問してほしい。
 ・ 短時間の人は定員に対して20%つけられるので各診療科にぜひ利用してもらいたい。
 ・ イクボスの養成講座を今後開催していただけたら、もっとイクボスについての理解が広がるのではないか。

 

                                            など

 参加者の皆様には、アンケートにもご協力いただき誠にありがとうございました。
 ご意見ご要望は女性医師・研究者支援センター smart@ompu.ac.jp (内線3293)までお知らせください。