活動事例紹介

小児科学教室は1型糖尿病の患者会(大阪くるみの会)を
支援する活動を約40年間継続しています。

大阪くるみの会は、1982年に本教室の小西和孝医師(助教授(当時)。現在、阿武山こどもクリニック)と数名の患者家族とで創設された、1型糖尿病の患児および保護者からなる患者会です。会員は主に大阪府の北摂地域に在住しており、サマーキャンプやクリスマス会などを中心として様々な交流を行なっています。
本学小児科学教室では、夏季休暇中に行われる「大阪くるみの会 小児糖尿病サマーキャンプ」を中心に患者会の支援を行なっています。具体的にはサマーキャンプに帯同参加し、その日程の一部で糖尿病教室を開催します。糖尿病教室は基本的な知識の習得を目的とし、1型糖尿病に関する正しい理解、より良い血糖コントロールを図るために必要なことなどを習得してもらいます。また、より実践的な知識習得にはサマーキャンプ中の血糖測定、インスリン注射手技・投与量などについて、その場でリアルタイムに指導をしています。また1型糖尿病について患児および保護者が抱えている疑問や不安などに対して、適宜、適切なアドバイスや助言を行なっています。
今後も大阪医科薬科大学小児科学教室は、このサマーキャンプを中心に1型糖尿病患児の健康増進と、患児ならびに保護者に対し役立てるよう貢献したいと考えています。

 

毎年8月下旬にサマーキャンプを兵庫県篠山市のユニトピアささやまで行っています。

1型糖尿病に関する勉強会や栄養指導講習会を毎年2~3回大阪医科薬科大学で開催しています。