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  2. 循環器内科で復職研修を受けられた先生にお話を伺いました。

研修は2023年4月~2024年3月の1年間で、ご本人のご希望を取り入れ、週に2日(各日4時間)のスケジュールで研修頂いています。

本院を希望された動機などを教えてください。

ー産後、ブランクがあるため、いきなり臨床に戻る事に少し不安を感じ、働き続けることを半ば諦めていました。そんな時に、日本循環器学会主催の女性医師支援講演会で本学の復職支援プログラムを知り、もしかしたら週2回程度の勤務でも、必要なサポートを受けながら臨床に戻る道を見つけられるかもしれないと思い参加したのがきっかけです。

研修を通して習得されたことを教えてください。

ー 知識をアップデートできた事が一番大きいです。出産に伴い臨床から離れていたので、外来に戻ることに対して、研修前は不安を感じていましたが、現在、週2日(各日4時間)勤務しており、なんとかやっていけるのではないかという自信が少しずつついてきた感じです。

目的としていたことがどのくらい達成されたか(達成率)を教えてください。

ー 臨床を離れていたので、外来ができるようになることと手技的な勘を取り戻すことが今回の研修の目的でした。現在の研修では、外来を見学させて頂き、知識のアップデートをしている状態です。また自ら希望し読影もさせてもらっています。研修中は、私が不安を伝えると、その都度、様々なアドバイスを示していただけるので、とても感謝しています。

どのようなサポートがあれば良かったと思われますか。

ー 多分、皆さんはまだ色々と模索しながら進めている状況であり、私も自分自身でどのようなプログラムを組んだらいいのか迷う部分があるので、今後、もう少し復職支援参加者が増え、こういう人はこのような経験をしたというロールモデルが増えていけば、復職支援参加者のイメージがつきやすくていいかなと思います。

今後のご予定を教えていただけますか。

ー 研修終了後は、外来やクリニック等で子育てと両立しながら、週何日か働いていきたいと考えています。このプログラムなら、週4~5日のようなフルタイムに近い形の勤務でなくても、最新の知見に触れる事ができ、実臨床にも役立てていけると感じています。子供が小さいと、時短勤務でも働くことが難しく臨床から離れざるを得ない先生もいらっしゃると思いますが、復職支援プログラムを活用することにより、復職への足掛かりとなる先生が多いのではないかと思います。

最後に研修全体を通して感じたことを教えてください。

ー 循環器内科での研修は、自分主体でやりたいことをさせていただける環境があり、また先生方がすごく丁寧に教えて下さり、良かったです。子供がまだ小さいので突然熱を出して、当日や前日に勤務曜日の振替をお願いすることも何回かありましたが、嫌な顔一つせずに毎回対応してくださり、凄くありがたいです。私は、初期研修以来、大学病院という環境で働くのは初めてなのですが、多くの先生が働かれていて一般的なものから希少なものまで様々な症例をみせていただき、それに伴い、色々な道があるよという事を形で示してくださっています。また、大阪医科薬科大学の循環器は女性の先生も多いので、女性医師として様々な働き方があることを知り、視野が広がりました。