学校法人 大阪医科薬科大学 × SDGs

活動事例紹介

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地域総合医療科学寄附講座によるへき地医療支援・医療連携活動
【大阪医科薬科大学】

地域に根ざし、未来の医療を育てる地域総合医療活動
わが国の医療は、急速な高齢化と医療資源の偏在という大きな課題に直面しています。大阪医科薬科大学では、地域総合医療科学寄附講座を通じて、へき地の地域医療の現場への継続的な医師派遣と、将来の地域医療を担う医療人教育に取り組んでいます。地域に入り、住民の暮らしに触れ、多職種とともに考える実践的な活動を通じて、地域医療を支えています。


地域医療を支える医師派遣
高知県では、総合診療科の若手医師を継続的に派遣し、高齢化が進み医療人材が限られる山間地域で、外来・入院・在宅医療など幅広い医療ニーズに応えています。兵庫県では、中播磨・西播磨地域の三病院に対し、総合診療科に加え、整形外科など各病院の実情に応じた医師派遣を週1〜2日の体制で行い、地域の診療機能の維持・向上に貢献しています。


地域で学ぶ、次世代医療人の育成
2025年度は、前年度に引き続き、医療連携活動に関わる実習を実施しました。兵庫県の公立神崎総合病院および神河町では、「高校生と医学生のための地域医療体験」を開催し、広尾学園高校、高槻高校、白陵高校、生野高校などの高校生20名と本学医学部生8名が参加しました。医学生がリーダーとなり、5班に分かれて2泊3日の実習を行い、レクチャー、多職種ワークショップ、小児療育活動、訪問リハビリテーション、訪問看護への随行などを通じて、山間へき地における医療と生活のつながりを学びました。
また、高知県本山町立国保嶺北中央病院では、「多職種連携地域医療実習」を実施しました。本学の医学部・薬学部・看護学部から各3名、計9名の学生が参加し、学部を越えた3つの混合チームで、実際に1名の患者さんを担当しました。学生たちは、地域包括ケアシステムにおける医療・介護・福祉の連携、多職種協働、患者さんのQOLの維持・向上を目指すチームアプローチの重要性を学びました。また、病院、診療所、調剤薬局、訪問看護、介護・福祉サービスなど、地域を支える多様な機関の役割についても理解を深めました。
これらの活動は、参加した高校生や大学生にとって貴重な学びの場となるだけでなく、受け入れ先の医療機関や地域住民の方々にとっても、若い世代との交流を通じて地域医療の価値を再確認する機会となっています。医師派遣と学生実習の成果は、学内報告会で教職員・学生に広く共有しています。本学は、地域で得られた学びを大学全体の財産としながら、今後も地域医療支援と次世代医療人の育成を力強く推進してまいります。


本活動の実績報告と評価
兵庫県、高知県の両活動とも毎年1回、本学役員(理事長、学長、病院長や各学部長など)関係者を含む協議会を必ず開催し、その場で各病院からの報告、医療派遣医師からの報告なども含めた情報共有を活発に行い、活動の質の評価と共に審議事項の承認などを行っております。また、兵庫県、高知県ともに毎年報告書の冊子を発行しています。 


 

高知県での患者宅訪問の様子

兵庫県でのグループ発表の様子


高知県での活動報告書表紙

兵庫県での活動報告書表紙