活動事例紹介
高槻市は、全ての市民が健康でいきいきと暮らし、質の高い医療・介護を身近で受けられるまちづくりを目指し、「健康医療先進都市たかつき」を掲げています。その中核施策として、2024年2月、市と本学に加え、高槻市医師会・歯科医師会・薬剤師会の5者による連携協定が締結され、行政と大学、地域の医療専門職が一体となった取組が本格的に始動し、よりよい活動質を目指した連携強化と意思疎通が図られています。
市内には、高度医療を担う特定機能病院である大阪医科薬科大学病院を中心に、地域医療支援病院5施設、約500の医科・歯科診療所、約170の薬局が集積し、初期から三次救急まで切れ目のない医療提供体制が整備されています。特に大学病院の救命救急センターは三次救急を担い、「断らない救急」を掲げて重篤患者を24時間受け入れる体制を構築し、市民の安心を支えています。
本学は、医学部・薬学部・看護学部を擁する医療系総合大学として、医師、薬剤師、看護師を統合的に育成しています。学生時代から多職種連携によるチーム医療教育を実践し、地域医療や在宅医療、予防医療に貢献できる医療人材約500名を継続的に社会に輩出し、高槻市をはじめ全国各地の持続的な医療体制を人的側面から支えています。
さらに、大学病院敷地内には関西BNCT共同医療センターが設置され、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)をはじめとする先進的ながん治療や難治性疾患への対応を推進しています。協定に基づき、市民向けの見学会や健康講座、がん検診・介護予防事業なども展開され、予防から治療、回復までを視野に入れた地域完結型医療モデルの確立が進められています。今後も、「スーパースマートホスピタル」の推進や「あたたかい大学病院」づくり、人間性を重視した医療人材育成を通じて、先進性と親しみやすさを兼ね備えた「健康医療先進都市たかつき」の実現を目指しています。

市民を支える医療体制のイメージ