活動事例紹介

高槻市と協働のプレコンセプションケア動画配信事業
【大阪医科薬科大学 医学部 産科・生殖医学科、衛生学・公衆衛生学Ⅰ・Ⅱ】

プレコンセプションケア(プレコン)とは妊娠を計画している女性だけではなく、すべての妊娠可能年齢の女性とカップルにとって大切なヘルスケアとして近年注目されています。今回、将来の妊娠・出産を考えている方向けの動画配信を本学医学部産婦人科学教室、衛生学・公衆衛生学教室が協働で始めました。『プレコン視点からの健康なからだづくり』として、適正体重を知ること、妊娠前からの葉酸サプリメントの摂取、貧血の予防や解消についてわかりやすく説明しています。高槻市に婚姻届けを提出したカップルには動画の二次元コードを貼付したリーフレットの配布、また妊娠届を提出した妊婦全員にはリーフレットの配布および母子手帳アプリへ動画視聴のプッシュアップ通知を行い、高槻市の女性やカップル、妊婦に対して妊娠前や妊娠初期に知ってほしい健康づくりについて情報を提供しています。
衛生学・公衆衛生学教室は高槻市こども未来部子ども保健課と協働でさまざまな研究や事業を行っています。2018年6月より高槻市妊婦約600名を対象に実施している「母子コホート研究」(研究責任者玉置淳子、研究実施者久藤麻子)では研究成果を高槻市へ還元することにより、高槻市との信頼関係を構築してきました。また、2021年10月より高槻市こども未来部子ども保健課と本学医学部生と協働で葉酸摂取を促すリーフレットを作成し、高槻市市民課の協力を得て婚姻届提出カップルへ配布し、高槻市子ども保健課の協力により妊娠届提出妊婦へのアンケート配布を行いその配布効果についても研究を実施しています。

連携:高槻市子ども保健課

 

配信中の動画

婚姻届・妊娠届時に配布しているリーフレット

婚姻届・妊娠届時に配布しているリーフレット