活動事例紹介

難病のこどもを支援するボランティア活動
【看護学部 小児看護学】 倉橋 理香

2025年8月22日~24日、兵庫県加西市「いこいの村はりま」にて、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク主催の「つながろうキャンプin関西」が開催されました。20家族69人(キャンパー21人、きょうだい児15人)が参加し、ボランティア・スタッフを含め125人が参加しました。
本学からは、大阪医科薬科大学看護学部小児看護学ゼミ所属の4年生3名と教員1名、高槻高等学校の生徒3名と教員、大阪医科薬科大学病院の看護師2名が参加しました。キャンプでは、気球の搭乗体験、プラネタリウム、水遊び、クラフト制作、音楽鑑賞などのイベントが催されました。看護学生は、統合実習の一環として子ども一人ひとりを担当し子ども家族と共に時間を過ごしました。そのなかで普段の生活の様子や子どもの成長の物語を伺うことができ、看護学生は病気や障害を抱える子どもと家族への理解を深める貴重な学びの機会となりました。また、高槻高校の生徒はイベント班として、イベントの準備・運営や盛り上げ役を担い子どもや家族の笑顔あふれる時間を作り出しました。病院看護師さんは豊富な臨床経験を活かし、キャンパーへのケアに活躍されました。
家族からは、「医療者がそばにいてくれるので安心して参加できる」「なかなかできない活動に家族で参加できた」という声が寄せられ、子どもが新しいことにチャレンジする姿や今までみられなかった表情に出会え、涙する家族の様子もみられました。子どもたちや家族にとって特別な体験となると同時に、学生にとってもSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標4「質の高い教育をみんなに」を体現する学びと成長の機会となりました。

 

看護学生が家族やきょうだい児と一緒にクラフト制作する様子

朝焼けの中気球の搭乗体験

水遊びの様子