活動事例紹介

環境に優しく、災害に強いエネルギー活動の実践
【総務部施設課/省エネルギー推進委員会】

大阪医科薬科大学本部キャンパスでは、2022年7月1日よりオープンする病院新本館などで使用するエネルギーを本部キャンパスに新たに建築したエネルギー棟から送るため、2021年度は次年度以降の本格的なエネルギー節減を通した環境への配慮を目指し、施設課が中心となって関係部署と協力しながらエネルギー計画等の立案を主導してきました。
エネルギー棟ではボイラ、冷凍機、チラーなどの空調熱源機器が効率の良い新しい機器 になり、最大電力抑制の常用発電機とその排熱を利用したジェネリンクのコージェネレーションシステム 導入による効率化やエネルギー供給会社とエネルギーサービスの共同運用を開始します。 こうした新たな活動を通じて、運用実績・病院使用状況、外気温、二次側空調機の運転情報の分析やエネルギー棟の空調熱源機器のエネルギーマネジメントを実施することで年間ガス使用量を約763千㎥の省エネルギーが図れると期待しています。この省エネルギー量は、標準家庭(4人家族)で年間使用する約1,000件分に相当します。
尚、BCP(Business Continuity Planning=事業継続計画)では非常用発電機1200kwを2台設置し、医療行為の機器電源、照明、エレベーターなどの電源確保と、信頼性の高い中圧ガス管にて運転するコージェネレーションを設置したことにより、停電時における新病院本館での継続的な空調の確保をいたします。
また、地震による市水道管破裂による給水停止を想定し、飲用水を確保するための井水の高度処理設備を採用しています。

 

中央監視盤室の空調系統監視画面

コージェネレーション用発電機

エネルギー棟外観