活動事例紹介

超スマート医療を推進する大学病院
【大阪医科薬科大学病院】

大阪医科薬科大学病院は、2022年1月に「日本医療機能評価機構 病院機能評価 一般病院3」に認定されました。これは「患者が安心して医療を享受でき、職員が働きやすく、地域に信頼される病院づくりに貢献する」という最も厳しいとされる評価項目で、特に指摘事項なく認定を受けることができました。
新型コロナウイルス感染症の対応に関しては、第1波は三島二次医療圏に対応する病院が全くなかったため、本院では軽症・中等症患者だけではなく、重症患者をICUで対応致しました。第2波以降は三島二次医療圏に軽症・中等症患者に対応する病院が出来たことと、大阪府フォローアップセンターからの指示もあり、本院は重症患者のみの受け入れ致しました。特に第4波は大阪府全体が危機的状況下になり、ICUだけではなくMFICUでも重症コロナ感染症患者の受け入れを行いました。第5波以降はワクチン接種の効果のため高齢者の患者が激減し若年者を中心に感染症が広がったため、本院は2021年8月からコロナ感染症妊婦専用病床を開設し、大阪府の周産期におけるコロナ感染症対応に貢献しています。
2027年に迎える大阪医科大学創立100周年の記念事業として「超スマート医療を推進する大学病院」を基本方針に掲げ、病院新本館の建築がスタートしています。2016年3月から本格稼働した中央手術棟にはハイブリッド手術室2室、ロボット手術室2室など最新技術が導入され、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士・中央材料室・物流・施設・事務によるチーム医療を実践し、24時間断らない手術室を運営しています。手術症例数も大幅に増加して、コロナ禍にも関わらず2021年には12,363例の手術、6,772例の麻酔科管理症例が施行されました。2022年7月には最新設備を導入した12階建ての病院新本館A棟が竣工され、その1階には救命救急センターを開設致します。最上階12階には先進的な「がん」に特化したがん医療総合センター (化学療法センター・緩和ケアセンター・がん相談支援センター)などが配置され、そのほかには早期リハビリが有効な循環器内科・整形外科・脳神経外科の病棟内にリハビリテーション室が設置されます。2025年には病院新本館B棟が竣工される予定です。
本院は、ハード面、ソフト面においても充実した「超スマート医療を推進する大学病院」を目指して邁進しています。

 

ICUで新型コロナウイルス感染症の診療風景

病院機能評価認定証(一般病院3)

病院機能評価認定証(精神科病院)