活動事例紹介

当センターは、2018年に女性医師支援センターとして設立され、2022年には対象を研究者にも広げ「女性医師・研究者支援センター」と名称変更して活動しています。女性医師および女性研究者がいきいきと活躍できる環境づくりを推進するとともに、職場全体の働きやすさの向上を目指し、SDGsの目標達成(*)に貢献する多様な取り組みをしています。
女性医師や研究者が出産・育児・介護など様々なライフイベントを経ても継続的にキャリアを築けるよう、短時間勤務制度の改正を法人に働きかけるとともに、復職支援制度の整備を進めています。子育て支援としては一時保育・病児保育などの院内保育施設の拡充、一時保育超過時の受け入れ先としての近隣保育園や訪問型病児保育との連携にも力を入れています。さらに、「イクボス(**)」や「子育て世代の働き方」などをテーマにした学内交流会の開催、近隣医科大学との共同フォーラムへの参加を通じて、学内外での連携と情報交換を積極的に推進しています。
また、医学部の実習で学生に向けたセンターの取り組み紹介も行っており、次世代の医療人材の育成にも寄与しています。
センターでは寄せられた問い合わせやご要望を踏まえ、関係各部署と連携しながら既存制度の見直しや改善を段階的に進めています。今後も女性医師に限らず、すべての職員がより働きやすい環境となるよう、引き続き取り組みを進めてまいります。
~最近の主な活動~
(*)
SDGs目標3「健康と福祉を全ての人に」
SDGs目標4「質の高い教育のみんなに」
SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
SDGs目標8「働きがいも経済成長も」
SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」
(**)イクボスとは、部下の育休取得や短時間勤務などがあっても、業務を滞りなく進めるために業務効率を上げ、仕事と私生活を両立できるように配慮し、自らも仕事とプライベートを充実させている管理職のこと
衛生学・公衆衛生学 地域産業保健実習
学内交流会
近隣医科大学共同フォーラム