大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2021
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2018年度 難病患者在宅医療支援事業研修会 (テーマ:難病患者の口腔・嚥下へのアプローチ)■大阪府からの委託事業「難病患者在宅医療・ 介護体制強化事業」 2015年のセンター開設当初から本事業を開始しており、主に神経内科医、MSW、看護師が、地域のかかりつけ医、看護・介護福祉関係機関等と一緒に患者さんの自宅を訪問し、患者情報の交換・共有をしています。現場で患者さん・ご家族の意見を伺いながら、互いの知識・経験を話し合える貴重な機会となっており、参加者から、非常に前向きなご意見があり、今後の継続が望まれます。また、2018年11月には難病診療連携拠点病院の指定を受け、病院全体で診療可能な特定難病を明確化、ホームページ等情報発信の整備による相談体制の確立、仕事と治療の両立支援のため、ハローワークや保健所と協働した就労支援も行っています。 今後も、地域の声を頂き、難病医療の充実に向けて活動をしていきます。 大阪医科薬科大学病院は、三島医療圏唯一の特定機能病院として、地域に高度医療を提供する役割を担ってきました。また、当院では高度医療だけではなく、地域の難病患者及び関係するスタッフの皆さんを支援するため、2015年から「難病総合センター」を立ち上げて、難病の診療、教育、研究、地域連携、在宅支援等の体制整備への貢献を目指して活動しています。ここでは主な取り組みを紹介します。■三島圏域難病医療ネットワーク会議の開催 地域のネットワークを構築するため、三島圏域難病医療ネットワーク会議を年2回開催しています。保健所・医師会・訪問看護ステーション・ケアマネジャー・医療機関の方々が参加され、難病総合センターの活動に対する意見交換を行っています。関係者が一堂に会して、スムーズな意思の疎通が図れる環境を作り、三島医療圏の難病医療の課題を抽出する効果が得られています。■講演会の開催 年2回、地域の医療介護従事者の方々に参加いただき、在宅患者ケアのトピックについて、演者の先生を招聘し講演会を開催しました。これまで、講演テーマに口腔ケア・栄養管理等の在宅ケアに必要不可欠な内容を掲げ、従事者の方へ知識やスキルを還元できるよう努めてきました。参加者からも、「実際のケアや患者さん家族への関わり方に活かせる」との意見があります。難病総合センターの活動【難病総合センター】421SDG2SDG4SDG5SDG6SDG7SDG8SDG10SDG11SDG12SDG13SDG14SDG15SDG16SDG3SDG9SDG17SDG

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