大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2021
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栽培に挑戦中の植物(         var.        )Paris polyphyllayunnanensisリンレイ村の農家さん達伝統薬(薬草)の聞き取り調査時の現地スタッフ(前列)及び伝統医学医師(後列)生薬研究を通じたグローバルな社会貢献【薬学部 臨床漢方薬学研究室】高く痩せた土地のため作物の収穫量が十分に得られない村」で付加価値の高い薬用植物を栽培するための調査及び技術指導を行いました。 今後も、ミャンマーにおいて、現地に自生している付加価値の高い薬用植物の調査と選抜、それらの栽培法及び加工法の検討を進めていく予定です。 本学で培われた研究成果と技術が村の発展に寄与し、「だれもが十分な医療と教育が受けられるような村」になることを目指し協力を継続していきます。連携:(株)ボーダレス・ジャパン 本学の研究課題の一つに、乱獲により環境破壊が問題になっている生薬・甘草の国産化があります。本研究は、漢方薬などに多量に使用される生薬のうち、中国からの輸入が100%である生薬の一部を国内生産に切り替える研究も兼ねています。これまでに多くの成果を上げており、現在は秋田県美郷町の「‶生薬の里 美郷”構想」推進事業においても技術協力を行っています。 これらの研究成果を基盤にして、今回、「ミャンマー国貧困農家の所得向上及び健康改善のための無農薬ハーブ及び雑穀等生産・販売ビジネス(SDGsビジネス)調査」を独立行政法人国際協力機構(JICA)より委託された(株)ボーダレス・ジャパンと連携して、ミャンマーのシャン州で派遣技術者として活動を行いました。この調査は、「農業で十分な収入を得られるようになり、食べ物に困らず、教育や医療を必要なときに受けられる世界」を目指すもので、SDGs目標2の「飢餓をゼロに」に沿った活動です。今回の派遣では、「大きな町から遠く離れているため収穫した作物を市場へ売りに行くことが出来ず、さらに標高が331SDG2SDG4SDG5SDG6SDG7SDG8SDG10SDG11SDG12SDG13SDG14SDG15SDG16SDG3SDG9SDG17SDG

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