大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2021
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キャリア継続のための女性医師支援【法人】・一時保育制度の新設・病児保育の拡充■短時間勤務制度の改善・レジデントを対象に追加■ベビーシッター派遣に関する補助制度の導入・女性医師が働きやすい職場環境作りの促進・子供を持つ男性医師への拡充■「女性医師支援センター」の取り組みに対する情報共有と意識改革・スマートニュースの毎月定期発刊・診療科を訪問しての意見交換の実施・医学生、男性を含めた若手医師等が参加した交流会の定期開催・診療科長会での説明 2019年11月には岡山大学医療人キャリアセンターMUSCATの片岡仁美センター長による開設1周年記念講演会を開催し、参加者とともに先進事例を学びました。現在は「女性医師支援センター」の対象範囲を「診療に従事する医師」に限定していますが、今後は「研究者」や「医療人」をはじめ、「ダイバーシティ」を意識しつつ、SDGs目標でもある「ジェンダー平等の実現」を積極的に推進していきたいと考えています。 2017年8月、厚生労働省は、「医師の働き方改革に関する検討会」を立ち上げました。この議論の中で、大きな課題として改めて浮き上がってきたのが女性医師の勤務環境です。 女性医師が出産育児等のライフイベントにより離職することを防ぎ、男性医師と協働しながらキャリアを維持できる体制を整備することが重要と考えています。 本法人では、医師の働き方改革の一環として男女雇用機会を均等にするため、2018年春に法人直轄の「女性医師支援センター」を立ち上げ、教員と職員が協働して職場における女性医師のキャリアをより積極的に支援する取り組みをスタートさせました。  センターでは実態把握のための調査を行い、現場の女性医師の望む支援について分析しました。その結果、支援策として「保育室」、「短時間勤務」の制度充実が必要であることが明らかになりました。また、「診療科のサポート体制」が重要であることも明らかになり、診療科への情報提供が必要であることを認識し、人事課の協力を得て、以下の取り組みを行いました。■女性医師の保育室有効利用の促進・保育時間の延長開設1周年記念講演会第1回交流会141SDG2SDG4SDG6SDG7SDG11SDG12SDG13SDG14SDG15SDG16SDG9SDG17SDG3SDG5SDG8SDG10SDG

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