大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2021
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リスクマネジメントサイト経営活動の健全性と安定性の向上に資する「リスクマネジメント」【法人】 私たちの日々の活動に直接関わっている関係者は、高槻市人口の約4%にも達し、ご家族を含めるとさらに大きな消費行動をもたらしています。市民の皆さんの生活に深く関わっている本法人が、健全で安定的な経営を維持することは、社会的責任を果たすため極めて重要であると言えます。 本法人はここ数年、経営・教育・研究・診療・社会貢献活動など多方面において積極的に改革を推し進めています。病院新本館建築やBNCT診療の開始、大学統合と薬学部キャンパス用地取得、高槻中学校・高等学校の男女共学化やキャンパス全面整備など、10年以内で完結する予定で既に多くの計画が完了しています。 こうした計画を成し遂げ、経営の安定化に資するためには、潜在的リスクを極小化する「(狭義の)リスクマネジメントシステム」を機能させる必要があります。また、災害対策などの危機管理(ク(注1)事後対応(危機発生後が中心):重大なリスクが生じた場合の損失を最小限にするための活動 (注2)事前対応が中心:想定するリスクが起こらないようにするためにリスクを管理すること   (戦略、財務、ハザード、診療、オペレーション、教育・研究等) (注3)対象領域:教育活動、研究活動、IT情報管理(含む医療情報管理)、病院活動、施設運営管理、購買・調達業務 学校法人大阪医科薬科大学の「リスクマネジメント(広義)」強化活動の推移(2015年以降)実施年度クライシスマネジメント(危機管理)(注1)・「危機管理」改革プロジェクト開始・「危機管理に関する理事長指針」制定・「事業継続計画=BCP」策定(注3)・「災害避難訓練」開始(医学部/看護学部) ・「危機管理教育」開始(医学部/看護学部) ・「危機管理ホームページ」制作と公開・「事故調査制度」制定開始・「インシデントレポートシステム (サンキューレポート)運用」開始・「QI管理室(旧医療管理室)」設置・「内部通報窓口」設置・「海外安全ハンドブック」制作と発行・「安否確認システム稼働/定期点検」実施・「大災害時対応ポケットマニュアル」発行 ・リスクマネジメントサイトの更新・「リスクマネジメントポリシー」制定・「リスクマネジメント規則」制定・「最高リスク管理責任者」設置・「リスクマネジメント会議」設置   ・「リスクマネジメント事務局」設置・「リスクマネジメントシステム」運用開始 (抽出、評価(算定)、対策、報告、見直し)・「管理リスクの理事会報告」(情報共有)・「リスク管理モニタリング」実施  ・「医療保険教育研修会」開始・「保険診療指標モニタリング委員会」設置 (適時調査)・「特定共同指導対策」実施・「安全保障輸出管理」仕組み構築・運用・「安全保障輸出管理モニタリング」実施 ・「医療総合管理部組織」再編 (ガバナンス強化)・「三島南病院適時調査事前対策」実施・「医療安全業務外部監査委員会」設置・「高難度新規医療技術評価委員会」設置リスクマネジメント(狭義)(注2)医療安全リスクマネジメント活動内容活動内容活動内容2015年度2016年度2017年度2018年度2019年度2020年度ライシスマネジメント)では、将来の大災害発生に備え、「事業継続計画(BCP)」の策定、緊急連絡網の構築とテスト、避難訓練の実施、ポケットマニュアルの配布などを完了しました。加えて、2019年度から「外国為替及び外国貿易法」に基づく「安全保障輸出管理」の検証業務の仕組みを構築し、実務展開を始めており、これらの関連情報をホームページ上で公開しています。https://www.osaka-med.ac.jp/deps/kiki-kanri/121SDG2SDG4SDG5SDG6SDG7SDG8SDG10SDG12SDG14SDG15SDG16SDG3SDG9SDG17SDG13SDG11SDG

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