大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2021
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 また、この4つそれぞれについて、基本原則-遵守原則-重点事項-実施項目という4重構造が作られています。本法人では「実施項目」のすべてについて、現時点での達成状況をチェックし、必要な対応を行っています。 監事・監査法人・法人監査室がそれぞれの立場で、「計画や業務の執行状況」「業務の質の適切さ」「財務報告の正確さ」などを継続的に検証し、「内部統制システム」を機能させながら達成状況をチェックしていきます。  学校法人大阪医科薬科大学が加盟する一般社団法人日本私立大学連盟は、私立大学の「教育・研究の充実向上」「経営基盤の強化」などのために作られ、現在125大学が加盟しています。日本私立大学連盟は2019年6月に、学校法人統治の指針とも言える、4つの基本原則からなる「私立大学ガバナンス・コード」を策定し、各大学に大学統治の安定化を求めています。 1.自律性の確保 2.公共性の確保 3.信頼性・透明性の確保 4.継続性の確保一般社団法人 日本私立大学連盟ガバナンス・コード体系図基本原則☆【遵守する内容であり、日本私立大学連盟(私大連)への報告義務を有する】遵守原則☆【遵守する内容であり、私大連への報告義務を有する】各会員法人が原則、実施する必要があると考えた内容を示している。具体的には自律性、公共性、信頼性・透明性・継続性の4つの確保を掲げている。この4つはそれぞれ独立したものではなく、4つが揃ってこそ、私立大学のガバナンスが有効に機能すると考えられるため、いずれも欠くことができないものである。「基本原則」を遵守するために会員法人が実施する必要があると考える内容を示している。1.自律性の確保2.公共性の確保3.信頼性・透明性の確保4.継続性の確保4原則8原則重点事項「遵守原則」を遵守するために必要不可欠な事項を示している。また、「重点事項」は上位の「遵守原則」の遵守状況(取組状況)を判断する際の指針となる。10事項実施項目「重点事項」を達成するために、実際に努めるべき具体的項目を示している。全てを達成しなければ、「重点事項」を遵守していないと即座に判断されることにはならないが、上位の「重点事項」を実現するためには、いずれの項目も必要不可欠である。全ての「実施項目」が達成できていない場合には、「重点事項」を実現できていないこととなる。「実施項目」以外の手段によって、「重点事項」を遵守している場合、その内容を私大連に報告する必要がある。89項目101SDG2SDG4SDG5SDG6SDG7SDG8SDG10SDG11SDG12SDG13SDG14SDG15SDG16SDG3SDG9SDG17SDG

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