大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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74訪問看護ステーションの社会貢献活動【大阪医科大学訪問看護ステーション】■治療と健康難病総合センターの活動【大阪医科大学病院難病総合センター】■治療と健康 平成27年1月の難病新法および改正児童福祉法の発足から難病行政の大きな変換期を迎え、本院ではその使命を果たすべく「難病総合センター」を運営しています。 難病に関する各診療科における高度専門診療(炎症性腸疾患センター、リウマチ膠原病難病センター、神経難病センター)の充実はもちろん、地域における難病理解の促進に取り組み、在宅療養を含めた総合的な難病診療サービスを充実させています。そして、多職種専門医療チームの知識・技能が集結したセンターとして活動を行っています。 大阪府から「難病患者在宅医療推進事業」指定を受け地域への社会貢献を念頭にかかりつけ医との連携のため、患者様の在宅訪問事業を行い評価を得ています。具体的には、難病専門スタッフと地域医療機関やかかりつけ医が協働し安心して療養生活が継続できるように診療支援を行なっています。また、難病啓発のためリーフレットを作成し、より多くの方々に理解を深めていただいています。年に3回多職種研修講義として実践に役立つ講習会を開催し、毎回100名以上の参加をいただいています。27年度から毎年、高槻市医師会、摂津市医師会、茨木市医師会が主催している健康フェアで「難病相談コーナー」を設け、多数の市民からのご相談を受けています。難病克服は人類の課題であり本学のおいても大きな目標であり重要な社会貢献と考えています。 今後も地域連携を図り地域社会へ貢献できる難病総合センターとして充実させていきたいと考えています。三島圏域医療ネットワーク研修健康フェア地域包括ケアシステム構築への貢献▶大阪府重症心身障がい児者地域ケアシステム整備事業  三島二次医療圏域ケア連絡会議に委員として参画▶高槻市自立支援協議会  地域生活支援拠点ワーキングに委員として参画▶大阪医科大学附属病院、大阪医科大学三島南病院との 連携会議への参加▶高槻市難病ネットワーク会議への参加▶高槻市介護保険事業者協議会への参加▶各医療機関、行政(保健所、障がい福祉、生活支援等)、 居宅介護支援事業所、 地域包括支援センター、訪問介護事業所等との連携教育・研修▶大阪医科大学看護学部   在宅看護学実習の受け入れ▶地域ボランティアグループでの講演 ▶大阪府訪問看護師研修   新任訪問看護職員教育担当者  研修等への参加 大阪医科大学訪問看護ステーションは、地域完結型医療を目指し、平成27年1月に開設されました。現在は三島南病院に隣接した大阪医科大学訪問看護ステーション三島南と2カ所を拠点として活動しています。 訪問看護ステーションでは、病気や障がいがあっても在宅療養をされる方を対象として、看護師やリハビリスタッフが自宅等に直接訪問して看護やリハビリを提供しています。安心して住み慣れた場所での生活をしていただくために、かかりつけ医、歯科医師、保健師、ケアマネジャー、ヘルパーなど多くの専門職種と連携し、療養生活を支援する役割を担っています。また、三島二次医療圏、高槻市における地域包括ケアシステム構築に貢献し、これからの医療福祉を支える人材育成にも教育機関として取り組んでいます。

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