大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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73社会貢献  大阪医科大学「在宅看護学領域」では、日頃の教育・研究成果を地域社会に役立てるため、高槻市を中心とした各種団体や行事を積極的に支援し、医療系総合大学ならではの活動を、大阪薬科大学や三島南病院関係者や学生メンバーなどともに進めています。いくつかの活動を地域住民の方々の「生の声」を中心に紹介します。「在宅看護学」の実践を通じた地域の健康支援【大阪医科大学看護学部】■治療と健康 本活動は高槻市からの委託事業として街かどデイハウス「元気いっぱいサロン」を主催しており、これまで不定期に協力してきた活動を28年5月から定期的(月1回)に行っています。参加者からは、「大学の先生が継続して来てくれるのでモチベーションが高まる」「資料をいただけるので復習でき、友人にも教えてあげられる」「専門家に言われると違う」など、高い評価を得ています。大学-地域-病院協働型健康支援プロジェクト(プロジェクトcocokara) 大阪薬科大学、三島南病院と協力し、平成28年7月から毎月1回、「健康チェック」、「健康ミニ講座」、「健康相談」、「足指力測定」、「健康チラシ(月刊)の発刊」等を行っており、サロン参加の高齢者の方々からは「次回は友人を誘いたい」「測って貰えるのが嬉しい」など、好意的なコメントが寄せられています。サロン活動実施後に参加メンバーによる反省会を通して、問題提起や次回への提案などを行っています。特に学生メンバーから意欲的な意見が多く出され、活動の効果性が高まっています。NPO法人SEAN 街かどデイハウス「元気いっぱいサロン」街かど介護予防教での介護予防講座開催 たかつきNPO協働フェスタへの出展協力 28年10月に開催された高槻市市民公益活動センター主催による「たかつきNPO協働フェスタ」に協力し、出展参加しました。フェスタでは、在宅看護学領域教員が合計65名の市民の方々の健康チェック・健康相談を実施しました。中でも普段測定することのない足指力測定は人気コーナーでした。29年度以降、配布用パンフレットなどを用意し、学生参加なども考慮しながら活動の活発化を図っていきます。

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