大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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67社会貢献地域における教育~地域医療に貢献できる多職種の人材の育成について~ 平成28年8月には、大阪医科大学医学部、看護学部の学生に大阪薬科大学薬学部の学生を加え計6名が高知県本山町と町立国保嶺北中央病院に赴き、超高齢化が進む地域の特性や、多職種が連携して行われる地域医療の実際を学ぶことを目的に「多職種連携地域医療実習」を実施しました。嶺北中央病院の他にも、早明浦病院、本山町地域包括支援センター、通所リハビリセンター、特別養護老人ホーム嶺北荘、障害者支援施設しゃくなげ荘、本山町立汗見川へき地診療所、大川村国民保険小松診療所等多くの施設の方々のご協力を得て医療人材や資源が少ない地域の現場で多職種の密接な連携が極めて重要であることを学びました。 公立神崎総合病院のスタッフと兵庫県神河町の地域医療を守る会及び神河町のサポートを受け、「高校生と医学生のための地域医療体験」を27年から夏季に実施しています。この体験は、都会の高校生(東京広尾学園高校)、地元の高校生、医学生の3人一組でチームを組み、手術室の見学や医療のデモ体験、地域医療レクチャー、訪問看護への同行等の地域医療の現場を学ぶことができるプログラムで構成されています。地域の方の自宅に宿泊するプログラムでは、地域の暮らしや地域の医療に対して住民の皆様方からの率直な意見を聞くことができ大変有意義であったとの感想が上がっています。29年度は新たに高槻高校の高校生も参加を予定しています。高知県「多職種連携地域医療実習」嶺北中央病院の見学の様子兵庫県「高校生と医学生のための地域医療体験」宿泊先での交流会の様子高知県兵庫県

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