大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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66~医師の派遣について~大阪医科大学では、平成26年度から兵庫県、高知県と協定を結び、地域総合医療科学寄附講座を通じて、地域のニーズに合わせて医療人材を派遣し、サステナビリティ活動の実践・継続に尽力しています。高知県の派遣先病院兵庫県の派遣先病院 派遣医師は大阪医科大学内科学講座の各診療科に依頼し、7年目~15年目の若手医師を寄附講座の教員として1年契約で雇用しています。2カ月間は前研修もしくは後研修として大阪医科大学病院総合診療科内での業務に従事、4カ月間は高知県に診療支援のために派遣、残りの半年は大阪医科大学病院内で、総合診療科への診療サポートも必要に応じて行う方式をとっています。救急から診療所勤務まで各医師の専門にかかわらず、高齢化率が高く医療人材が不足している山間地域のジェネラルな医療ニーズに幅広く応え、地域医療に貢献しています。 高齢化率が高く医療人材が不足している中播磨、西播磨の3病院に対して、総合診療科のみならず、循環器科、麻酔科、整形外科、リハビリテーション科など、各病院のニーズに応じて大阪医科大学病院の各診療科の若手医師を寄附講座の教員として雇用し、毎週数日間診療に協力しています。上記の活動を通じて協力医師は都会の病院勤務では経験できない過疎地医療の現状と地域医療の在り方を実践的に学ぶことができ、貴重な経験となっています。高知県兵庫県■治療と健康へき地医療支援並びに医療連携活動【大阪医科大学地域総合医療科学寄付講座】中部本山町立国民健康保険嶺北中央病院131床(一般病棟59床)東部西部医療法人川村会くぼかわ病院179床(一般病棟138床)淡路但馬西播磨中播磨北播磨東播磨神戸阪神南阪神北丹波公立神崎総合病院 155床赤穂市民病院 396床公立宍粟総合病院 155床

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