大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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61社会貢献「健康寿命の延伸」による「健康文化」への貢献【大阪医科大学健康科学クリニック】 総務省統計局のホームページによれば、平成27年度の65歳以上の高齢者人口は3461万人、総人口に占める割合は27.3%と、人口、割合共に過去最高となりました。 こうした社会環境のもと、大阪医科大学は、「長年に亘り培った医学教育と臨床研究を基盤に、未病の発見と健康寿命の延伸に取り組み、よって健康文化に貢献する」との理念を掲げ、21年6月にJR高槻駅隣接ビル内に「健康科学クリニック」を開設しました。 開設から8年が経過し、大阪医科大学病院の分院としても2年が経過しましたが、年を追うごとに受診者数が増加し、27年度には取り扱い健診件数が市民がん検診を含め2万6千件を超えるに至りました。また、従来から好評をいただいている「レディースデ-(毎週水曜日)」に加え、健診メニューの充実化にも努めており、PET検診の導入など新たなコースやオプション検査を豊富に取り揃え、個々の利用者の様々なニーズに可能な限り応えられる体制作りをしています。これらによって、多くの利用者に対して未病段階あるいは疾患の早期での適切な医療介入に貢献できたのではないかと考えています。 28年度は中長期運営計画の最終ステージである「安定期」初年度であり、大阪医科大学病院と検査画像の連携が行える新システムを導入いたしました。これまでにも増して、高い安全性と正確性を提供するとともにアフターフォローに万全を期しています。また、高槻市の市民検診(個人負担分)が無料化されたことに伴い、検診受診者数が大幅に増加しておりますが、地域住民の皆様のための健康支援センターとしてしっかりと確実に受診いただけるよう体制を整え、平日はもとより年数回の「日曜検診」の実施などを通じて地域の中核拠点としての重要な役割を担っています。ヘリカルCT装置JR高槻駅と健康科学クリニック(中央白い建物)健診件数の推移■治療と健康2607521091185691657515837124376909平成21年度~27年度 健診受診者数の推移平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度050001000015000200002500030000(件)

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