大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
40/92

40不正を起こさせない様々な取り組み【大阪医科大学】■公正な取引慣行 本法人が社会的責任を果たしていくためには、組織として社会に対して倫理的行動をとることが必須です。汚職防止、公正な競争など、取引における社会的責任を果たすため、例えば、知的財産権を守り、契約に基づく支払期日や支払方法をとるなどを日常業務において適切な行動をとっています。今号では大阪医科大学の活動事例を紹介していますが、大阪薬科大学においても同様の活動を展開しています。■倫理心得 本法人が制定する「倫理心得」の行動基準に、「業者との取引に際しては、公正・公明かつ自由な競争を心がけ、職位を濫用して本法人に不利益をもたらす行為はしない。」と定め、コンプライアンス講習会を開催するなどして全教職員に周知徹底を図っています。また、本法人では、不正取引が生じることがないよう、下表にある各種会議体を開催し、不正が発生しない仕組みができています。公的研究費不正防止取組制度等国の指針等関連規程等教育委員会研究活動不正防止倫理審査COIマネージメント特定生物安全管理公的研究費管理・監査のガイドライン研究活動における不正行為等に関するガイドライン人を対象とする医学系研究に関する倫理指針厚生労働科学研究における利益相反の管理に関する指針遺伝子:遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律微生物:感染症法公的研究費管理規程適正使用委員会規程公的研究費コンプライアンス教育(平成28年7月実施)研究倫理教育e-Learning(通年)臨床研究教育研修会(平成28年6月 平成29年3月実施)モニタリング講習会(平成28年11月実施)教育訓練講習会(平成28年4月実施)適正使用委員会研究倫理委員会利益相反委員会特定生物安全管理委員会研究活動における不正行為等に関する規程大阪医科大学研究倫理委員会手順書利益相反マネジメント規程遺伝子組換え生物等の第二種使用等に関する安全管理規程微生物等使用実験安全管理規程特定生物安全管理委員会規程■平成27年4月■平成27年7月■平成27年7月■■平成28年2月■平成28年4月■平成28年8月■平成28年10月■平成28年12月■平成29年3月第三者による検証の仕組みとして、以下の検証活動が実施されており、これまでに大きな問題は生じていません。 ①「法人監査室」による内部監査の実施と報告(大阪医科大学、大阪薬科大学、各1回)②「三様監査人監査」による確認・検証体制の維持(3~4回/年)④「適正使用委員会」による適正使用状況の事前検証実施(2~3回/年)⑤「研究費に関わる体制チェックリスト」による検証実施と報告(1回/年)教育研究用機器備品の発注・検収を購買・物流部で実施大阪医科大学研究費の適切な使用のためのハンドブック作成コンプライアンス教育研修会の実施 同、研究不正防止のための誓約書の徴収適正使用委員会3度(7/9/2月)実施研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン対応のためCITI JAPAN e-Learning導入 20万円以上の消耗品の発注・検収を購買・物流部で実施大阪医科大学研究費の適切な使用のためのハンドブック 一部改訂大阪医科大学・大阪薬科大学の公的研究費に関する内部監査完了三様監査人会議で結果報告要改善領域の改善策策定完了と承認研究倫理委員会規程平成27年4月~平成28年3月

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る