大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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04学校法人 大阪医科薬科大学副理事長 濱岡純治 大阪医科大学と大阪薬科大学が法人合併して1年半が経ちました。この間、多くの教職員が協力し、長い歴史を持つ二つの大学の運営を円滑に進めるべく、それぞれが定める規則や制度の統合化の推進など、最終目標である近い将来の大学統合に向けて歩みを続けています。  学校法人大阪医科薬科大学は、常に公共性、公益性の高い行動が求められており、学校法人に相応しいサステナビリティ活動に取り組むことが重要です。加えて、高槻市を中心とした三島地区の地(知)の中核拠点として、三つの高等教育・中等教育機関と、二つの医科大学病院並びに附設医療施設等を運営する本法人の活動は、常に地域社会をはじめとするステークホルダーの皆様方とともに歩んでいく必要があります。 教育面においては、約5000名の優秀な学生・生徒を育て、グローバルに活躍できる人材あるいは優秀な医療人として、大学や社会に送り出す重要な役割を果たしています。「医学・薬学・看護学」の融合と他大学との共同研究などを通じ、産業界や地域社会との連携を強化し、有用な研究成果を生み出すとともに、大学病院等の医療機関においては、高度先進医療など最先端の医療を通じて、地域社会の安全で安心な健康生活を支援しています。また、私たちは、本法人が果たすべき本来の活動の他、経営基盤と財務体質を強化し、健全な取引慣行の遵守などを通して多数の職員の雇用を守り、自治体や利害関係者をはじめとするステークホルダーの方々と良好な関係を維持していくことも大切な役割であると考えています。 本冊子では、本法人の特色を生かした多様な連携を通じたサステナビリティ活動を紹介しています。大阪医科大学と大阪薬科大学による大学間連携、両大学と高槻中学校・高等学校による高大連携、医学部、薬学部、看護学部による学部間連携、両大学と高槻市や企業、他大学などが協力し合う産学官・学学連携、両大学と大阪医科大学病院や三島南病院、健康科学クリニックが協力し合う医療連携、他国の留学生・大学・学校と連携するグローバル連携、地域住民をはじめとするステークホルダーの方々と協力し合うボランティア連携など、教職員や学生・生徒が日々の活動を通じて真にサステナビリティに向き合っている姿をご覧いただけると幸いです。本法人だからこそ取り組める「サステナビリティ活動」平成29年9月1日

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