大阪医科薬科大学 サステナビリティ活動 2017
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13社会的責任組織としての活動の健全性の保証 「内部統制」の重要な役割は、経営や業務上のリスクを極小化し、かつ社会の信頼を得ながら活動を進めて行くことです。下図にある内部統制の「五つの基本構成要素」は、法人経営の基礎であり根幹をなすものです。 本法人における検証活動は、監事監査、監査法人による監査の他、部内の内部検証制度として、理事長以下、理事、監事をはじめ、マネジメントや関連部署責任者が参加する「全業務定期検証法人部会」、理事長直下の法人監査室による内部監査などがあり、いずれも経営や組織の健全性や適切性を検証するべく右記の領域を中心に検証を行っています。■組織統治■建学の精神■ビジョン■倫理心得■理事長・副理事長・学長等方針■プロセスオーナー確立*自主規範上の要素■情報の開示と外部発信■職員教育■患者様等からの要望■公益通報制度情報と伝達■プロセスの明確化■成功を阻害するリスクの認識■リスク管理の仕組みリスク評価と対応■担当業務の管理■管理基準の明確化■手続作成と更新■上司による承認■職務権限の一極集中排除■アプリケーション システムの管理統制活動検証活動▶法令等の順守▶正確な財務情報の提供▶資産の適切な管理▶業務上の効率性・有用性▶正確なマネジメント(経営)判断に資する情報の提供*プロセス実施の責任者のことで、成果目標を達成すること、業務方法を改善することなどの責任を持つ。 内部統制の有効性・効率性の向上、リスク低減といった最適化の責任があり、分析、改善を行う人のこと。

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